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キャリアアップ成功例

小川明美(おがわあけみ)さん アナウンサーから講師へ、転身された小川さん。「伝える」プロから「教育」のプロへ。コミュニケーション力を楽しく指導されています。

Q.講師を目指されたきっかけを教えてください。

大学卒業後、福島テレビに入社し、アナウンサーになりました。結婚を機に退職しましたが、子育てが落ち着いたこともあり、また働き始めようと思いました。アナウンサーの経験を活かし、"人に伝える仕事をしたい!"という思いは休職中もずっと持っていました。特にアナウンサー時代、本業の傍ら、新人アナウンサーの研修やマスコミ業界を目指す大学生向けの講師も務めていて、未来ある人達を指導して育成することがすごく楽しかったのですね。学びの過程を通して、自分自身も成長できる講師業に魅力を感じていました。
そんなこともあり、まずは近所の小学生向け塾講師として仕事を再開。
主人の転勤で大阪へ引っ越ししてからも、企業のセミナー講師として、ショッピングモールのオープニングスタッフ研修の仕事に携わり、「講師」としての仕事の幅をもっと広げていきたいと思うようになりました。

Q.「講師としての仕事の幅を広げたい」企業のセミナー講師は本当にやりたかったことではなかったのですか?

小川明美さん

企業研修では予め決められているマニュアルを正確に伝えることが求められます。自分のカラーを出したり、勝手にアレンジを加えたりすることが難しいため、受講者に合わせて教え方を変えるなど、もっと「人と関わる講師」の仕事をしたいと思いました。
いろいろな会社にアプローチしたのですが、元アナウンサーということで講師よりも結婚式等の司会の仕事ばかり紹介されてしまう。自分が本来やりたい仕事ではない・・・と思い悩んでいた時に、たまたまインターネットで「なりたい.com」を見つけ、私のやりたいことは「まさにこれだ!」と思い、すぐ講師登録しました。

Q.講師登録後、話す技を教える講師としてすぐにスタートせず、まずは「資格とキャリアのスクールnoa」で講座を受講されました。それはなぜですか?

話すプロとしての経験も、そして講師としての経験もあるものの、自分の伝えたいことが講義としてきちんと伝えられるのか授業の組み立て方に自信が持てなかったからです。これまでの自分の講義ではこちらが一方的に伝える授業形態が多く、参加している方々とコミュニケーションを取ったりしながら、和気あいあいの雰囲気になることがほとんどなくてシーンと静かなまま終わることが多かったので、自分が楽しめていない=受講生も楽しめないであろうと思い、「どうしたら楽しい時間になるのだろうか・・・」とずっと気になっておりました。
ところが、「noa」でインストラクションスキルの講座を受講し、ベテラン講師の受講生が発言しやすい、学びやすい雰囲気を作られる技を見て、自分に何が足りなかったかがわかりました。生徒として学んだことで、講師と受講生との間合い、授業の運び方や雰囲気作りなど、様々な気づきを得ました。
また発表に対する講師からのコメントはもちろん、受講生から受けるフィードバックも新鮮でした。受講生同士がお互いの考えを述べ合い、意見を交換するグループワークを通し、自らのインストラクションの強みや課題が明確となる。人に伝えるためには、まず人をしっかり見なければいけないと、改めて思いました。

Q.その後、大学の入学研修など、サブ(講師のアシスタント)として経験を積まれたんですね。

はい、「どんな講師になりたいのか、どんなことを教えていきたいのか」という思いをアプローチした結果、自分のやりたい講師にとても近い仕事を紹介してもらえました。
私はものすごく不器用で、しかも人見知りであがり症だったんです。アナウンサー時代は人の100倍は失敗していたので(笑)、人が迷ったり悩んだりできないという気持ちがすごくよくわかる。自分が苦手を克服していった過程をまじえ、不安を抱える人達に少しでも自信をつけてほしい。そんな思いを講師として活かせる場でどのように伝えていくとわかってもらえるか。教える技を学んでから、講師デビューしたいと思いました。
実際に、サブとしての経験は、自分にとっての最良の学びの場になりました。
メイン講師の授業を見て、「自分もいつの日か、こうして講義をする日がくる・・・」とさらにモチベーションが高まっていきました。いきなり講師デビューするのではなく、いろいろなベテラン講師の授業を通じて、刺激を受ける期間を持てたことはとてもよかったと思います。

小川明美さん

そして、いよいよ念願のメイン講師デビュー。
社会人向け講習でコミュニケーションの講師や、
専門学校生の入学後のオリエンテーション講師、
セミナーイベントの講師など、多彩な場面で活躍されています。

Q.メイン講師としてデビューされて、いかがでしたか。

小川明美さん

回を経るごとに、受講生の皆さんが自分に自信を持ち、変わっていかれることが自分自身のように嬉しかったですね。
最初、私と目を合わすこともなかったある受講生が先日の授業では「えっ、もう終わりですか。楽しいから時間があっという間でした」と喜んでくれました。
色んな方々とコミュニケーションを取って楽しい時間を過ごし、私も一緒に成長させてもらっています。
特にワークアカデミーの授業は、講師の色がでる教育システムになっているところが魅力です。基本となる内容に+αのアレンジをしたり、新しい試みにチャレンジしたり。例えば、料理する際、素材やベースとなるレシピがあったとしても、味付けは自分の好みを実現できるような感覚です。
受講生のために自分なりの工夫ができることは講師としての喜びややりがいにつながっています。
それに、困ったときにはスタッフの方が必ず相談にのってくださいますし、ベストな方法を一緒に模索してくださるので安心です。初心者の講師でも働きやすい職場で、メイン講師としてスタートできたことは幸いでした。

Q.教えるということの魅力は何だと思いますか?

マニュアルではないオリジナルの教えだからこその難しさとやりがいがあると思います。やる気のない受講生に対して、どのように興味喚起していくか、どう接して、どんな工夫をしていけばよいか、常に試行錯誤する毎日です。
壁にぶち当たることもあります。それがまた講師という仕事の奥深い魅力でもあるんですね。受講生や授業を行う環境によって、自分の力がますます試されている。だから、自分ももっと学んでいかなければいけないと改めて思います。
現状に満足するのではなく、どんどん自分も学ぶことで、成長していけます。
常に新しい目標を目指し、やりがいを持って、楽しくやらせていただいています。

Q.講師として働きながら、「noa」でキャリアデザイン講座を受講し、更にはキャリア・カウンセラーの資格も取得した小川さん。講師としての次の目標を教えてください。

小川明美さん

資格を活かし、コミュニケーションの講義のなかにキャリアの発想を取り入れていきたいと思います。
大学生や転職を考えている方々に対し、希望している職種や職業に導いてあげられるよう、キャリア教育をベースにした授業や講座を行う。しっかりと受講生と向き合って、成長過程に関わっていきたいですね。
実は資格をとったのは、講師登録されている他の講師から影響を受けてのことです。常に上を目指している方たちと共に働くことで、刺激となり、私自身の意識も随分変わりました。

Q.これから講師として活躍していきたいと思っている人にメッセージを。

小川明美さん

チャンスは待っていてもなかなかやって来ないものです。
自分からつかみにいくぐらいの気持ちで、チャンスがあれば必ずチャレンジしてください。例え、迷いや不安があっても、自分一人ではなく、スタッフの方も全面でバックアップしてくださいますので、大船にのったつもりで、一歩踏み出してください。
終わったあとで大きく自分が変わります。不安が喜びに変わる日が来ると信じて、講師として頑張っていただきたいと思います。
よく夢はみるものではない叶えるものだ・・・と言いますが、本気で向き合い、頑張れば、自分の本当にやりたいこと、夢に近づけます。講師とは自分自身も学び、ずっと成長し続けていける仕事です。実りある豊かな生き方を目指し、一度きりの人生を悔いのない人生にするために、私自身もチャレンジし続けたいと思っています。

※インタビュー内容は2015年6月取材当時のものです。

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