経済状況の悪化によって新卒採用・就職内定率が低下し、就職氷河期と言われる昨今、就職活動に悩む若年層が増え続けています。
そういった社会状況の中、若年層の就職やキャリアアップのためのアドバイス、サポートなどを行う職業がキャリアアドバイザーです。
具体的には大学・専門学校のキャリア支援の部署や、就職支援スクールなどで、学生・生徒の進路相談にのったり、資格取得や就職活動のサポートを行います。また、就職対策のセミナー運営を行うケースもあります。
「社会人の先輩」として大学生の抱える不安に耳を傾け、一緒に悩み、解決策を考える。
自らの学生時代の経験や、社会人経験からの実体験やアドバイスが、学生の心に届く言葉となるはずです。
今後、ますます需要が広まっていく職種です。
キャリアアドバイザーは、学生や生徒から頼りにされ、何でも相談しやすい存在でなくてはなりません。ですので、優れたコミュニケーション力やヒアリング力が要求されます。
答えを一方的に教えるのではなく、学生自らが気付き、やる気を出すように導く能力が必要となります。
さらに、企業の求人状況など、就職に関する情報が必要です。常に最新の情報を得るための、情報収集力も問われます。
現在の就職難に対する問題意識や、社会への貢献、日本の教育への貢献といった使命感を持っている人には、まさにうってつけの職業と言えるでしょう。
キャリアアドバイザーは未経験者にも求人がある職種です。
ただし、就職時には、指導経験やカウンセリング経験を要求されるケースが多いです。
接客など、人と接する機会の多い仕事の経験も、アピールポイントとなるようです。