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キャリアデザインとは?

キャリアとは?

最近になってキャリアという言葉がよく使われるようになりました。
昔から使われている言葉としてのキャリアとは、「お偉いさん」とか「素晴らしい経歴」などの意味で使われることが多かったのですが、最近はもっと幅広い意味として使われるようになっています。

キャリアとは何でしょう?
実は、色んな意味があるのですが、最近の職場や学校でよく使われているキャリアの意味は?と訊かれたら私はこう答えています。

「自分の人生全体の中の、仕事の部分」

つまり、自分の人生の中で「働く」ということに費やした時間や経験などの軌跡のことなんですね。
ですから、「キャリア」っていうのは、皆さんに非常に大きく関係する言葉なのです。

しかし、働く=お金を得る事だけに費やす時間や経験だけをキャリアと呼ぶのかというと、そうではありません。
自分のため以外に動くことも、十分キャリアだと呼べます。例えば、ボランティアやサークル活動の幹事、こども会やPTAなど・・・。
つまり、私たちがこの社会に生まれてきた以上、この社会にどんな形で貢献できているかその自分なりの考えや行動の軌跡が、全てキャリアと呼べるわけです。

キャリアデザインとは?

さて、それでは、キャリアデザインとはいったいなんのことでしょう?
ちなみにこの言葉は和製英語なのですが、どういう意味で作られたのでしょうか。

?キャリア(人生の仕事の部分)+デザイン(創造する)?

つまり、『自分の人生における仕事の部分を、自分で自分らしく、作り上げていく。』
そういう意味があるのです。楽しそうですね♪

そう!自分の人生だから、自分で作ればいいのです。自由なんです。
だけど、そうも喜んでいられない。自分で決めたら自分で責任を取らなくてはなりません。
自己責任の時代と呼ばれるように、自分の人生を自分で舵取りしなければならないのですが、仕事もまた、その自己責任がついてまわるようになりました。

キャリアデザインとは、そういった時代背景の中、生まれてきた言葉なのです。

キャリアデザインが必要となった背景とは?

なんで考えないといけなくなったの???
日本経済が90年代に入ってバブル崩壊し、どの企業も経営に苦しむようになりました。そこで、企業は経費削減に走ったのです。
最も経費がかかっているものの一つ、人件費。IT革命と共に、人が機械に変わりつつ、雇用も削減されました。
ここで驚いたのは労働者です。「会社に入れば、一生安泰」って思っていたからです。
日本特有の体制なんですが、「終身雇用制」「年功序列制」という制度があったから、「一生安泰」と思われていたのです。だから労働者は「企業の為に」に無我夢中になって頑張ってこられたのです。
ところが景気が悪くなり、企業の経営が悪くなった途端、企業が体制をコロッと変えてしまった。つまり「終身雇用制」は無くなり、「年功序列制」も「成果主義」へと変わってしまいました。
企業が労働者の一生の面倒は見られない!という態度に変わってしまったわけです。
勝手なようですが、これも生き残る為に必要なことでしょう。
面倒見てくれない!ということは、企業がどうなっても(倒産しても)、いつでもどこでも仕事に就ける自分でなければならない。そう考える人が多くなりました。

いつもでどこでも仕事に就ける自分って?

いつでもどこでも仕事に就けるような自分になるためには、それは私たちがいくつになっても「必要とされる人材」になることなんです。
つまり、若い時っていくらでも仕事があるんだけど、年齢を重ねるにつれて、求人は減ってくるんです。それは若い時に求められる力と、年数を重ねるにつれて求められる力に変化が生じるからなんですね。

年を重ねても必要とされる人材になるには、「なんでも(ほどほどに)できる人」になることじゃない。人には長所短所、強み弱みが必ずあります。
自分が人より負けないという長所や強みを活かして仕事をしてもらえれば、成果は必ずでます。仕事は基本的に協力して行われます。自分の弱いところは他の人に補ってもらえればよいわけです。
しかし、長所や強みは自己評価だと不安定なものです。「自分はこれが強みだ!」と思っていても、周りの評価はわからない。そこで、自分の長所や強みを証明したり、もっと強固なものにするために、人は経験を積んでいくわけです。

仕事の上で評価されるのは、この経験。経験があれば、「この人はできるだろう」と思われるからです。
つまり、経験を積めば積むほど、強みになる。その強みが他の人より優れていれば、断然その強みを求める企業からは欲しがられる人材となれるわけです。

なんでも経験すればいいというものでもない。これをすれば必ず大丈夫というわけでもない。

そこで、大切なのは、経験の積み方。
積む内容は人によって違います。だって、一人ひとり、性格も能力も興味も価値観も今までの経験も違いますから。
自分のどの部分が強みなのかを見極めて、その強みを磨いていけるような経験を積む場を選ばなければなりません。

しかし、ここで問題なのは、いくら自分がやりたいと思っても、それを受け入れてくれる(つまり雇ってくれる)場(=企業や組織)がなければ、経験も積んでいけないということなんです。
例えばキャリアデザインという考えが、バブルの時代で受け入れられたかというとそうではない。その時代や社会状況によって、必要とされるものや評価されるものが変わってくるわけです。
ですから、必ずこれが良いとか悪いとか、絶対的な事として捕らえては危険です。
自分が今ここに存在するこの時代の状況と照らし合わせる必要があります。

そこで、自分がどのような仕事を通じて、どのような経験を積んでいき、どうなりたいかを考えると同時に、自分がどんな時代を生きているのか、状況や環境を知り、そこで照らし合わせて自分の人生をプランニングする・・・
それがキャリアデザインなんです。

キャリアプランの書き方 これであなたも、設計士!

最後に、キャリアデザインの具体的な方法をご紹介しましょう。

家を建てるときを想像してください。
まず、家を建てる土地の状況や気候、環境によって、家の設計図は変わってきますよね。
日本に住んでいるという事実。日本の家の建て方と、モンゴル遊牧民の家の建て方は明らかに違いますよね。北国と南国では家の建て方の工夫も違ってくるはずです。
雪が多いところでは、雪が積もりにくいような屋根にする、とか。湿気が多い地方では乾燥室を作るとか・・・。
どっちがいい?というより、その国や土地、文化などに合っているかどうかですよね。
その土地や気候・環境が、今の自分を取り巻く時代や社会状況だと思ってください。
そういう状況の中で、作ってきた家の基礎の部分、それは、自分の性格、能力、興味、価値観、経験だと思ってください。
まず、その状況がわからなければ、その上に住みやすい家を建てることはできません。

状況がわかれば、後は自分の人生をイメージし、設計図を書いて、家を建てていけばいいのです。設計図なしに家は建てられません。建てたとしても不安定だったり、壊れやすくなったりします。

ここまでくれば、かなり大掛かりな作業だし、大変そうと思ってしまう人もいるでしょう。
不安にならないでください。大丈夫です。
これからも時代は刻々と変わります。どう変わるかは未来のことなので誰もわかりません。
ただ、どんな状況に置かれても、あなた自身が「自分はこういう人間だからこういう人になりたい!」という考えをしっかり持っておけば、自分にとって的確な判断ができるようになります。つまり基礎がしっかりしていれば、増築も改築も改装もOKなのです。
何が起こるか解りませんが、社会の状況を読む力と、その変化に対応していく柔軟性があれば、修正や補強はいくらでも可能なのです。

キャリアデザインとは、自分の家のデザインを考えることと同じ。建築プランを設計するのと同じように、自分のキャリアをプランニング(キャリアプラン)してみれば、楽しくなるのではないでしょうか?

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